フランスのカンヌ映画祭のコンペティション部門で最優秀賞のパルムドールを受賞した、是枝裕和監督の『万引き家族』。日本の作品がパルムドールを受賞するのは21年ぶりの快挙です。作品への関心は日増しに高まり、来月8日からの公開を前に、先行上映も決まりました。
世界が認めたこの映画、どこに注目すればいいのか。監督の言葉などをもとに探ります。(科学文化部記者 岩田宗太郎)
『万引き家族』は、東京の狭苦しい古民家で暮らす6人の物語です。
一家があてにするのは、樹木希林さん演じる祖母が受け取る年金。足りない分は、父親(リリー・フランキーさん)が息子(城桧吏さん)とともに万引きをして補っています。
-- NHK NEWS WEB