皇太子ご夫妻は25日、滋賀県にある福祉施設で、障害のある子どもたちがリハビリに励む様子をご覧になりました。
皇太子ご夫妻は26日、滋賀県長浜市で開かれる「全国『みどりの愛護』のつどい」に出席するため、25日昼前、新幹線でJR米原駅に到着し、駅前では大勢の人たちの歓迎に笑顔で手を振って応えられました。
このあとご夫妻は、米原市にある福祉施設を訪れ、脳や体に障害のある子どもたちのリハビリの様子を視察されました。この施設には、およそ100人の子どもたちが通っていて、ご夫妻は、電動車いすの操作や粘土細工などを通じて体を動かす感覚を養う訓練の様子をご覧になりました。
皇太子さまは電動車いすでリハビリに励む女の子に、「外を散歩するのは気持ちがいいでしょうね」などと笑顔で言葉をかけられていました。
また、雅子さまは車いすを作業療法士が手作りしたと聞いて「目線が同じ高さになるよう作られていていいですね」などとにこやかに話されていました。
続いてご夫妻は、長浜市にある産業用機械メーカーの博物館を訪ねられました。ここには、排気ガスやエネルギーの消費量を抑えた最新のトラクターなどさまざまな機械が展示されていて、新しい技術に関心の深い皇太子さまは、一つ一つの展示物を雅子さまと熱心にご覧になっていました。
-- NHK NEWS WEB