日中韓3か国の情報通信相会合が開かれ、通信速度が格段に速くなる次世代の通信規格「5G」の技術開発などを協力して進めるため、定期的な実務者レベルの協議の場を設けることで合意しました。
日中韓3か国の情報通信相会合は、東京都内のホテルで7年ぶりに開かれ、野田総務大臣、中国の苗※ウ工業・情報化部長、韓国のユ・ヨンミン(兪英民)科学技術情報通信部長官が出席しました。
会合の冒頭、野田大臣は、「開かれた世界経済の構築に向けて、日中韓3か国として、ICT=情報通信技術を最大限活用するよう取り組むことが重要だ」と述べました。
そして会合では、通信速度が格段に速くなる次世代の通信規格「5G」の技術開発を協力して進めることや、携帯電話を海外で使う際に現地の国の通信会社を通じて行う「国際ローミング」の料金の値下げに努力することなどで一致しました。
そのうえで、こうした協力をめぐって実務者レベルで定期的に協議する場を設けることで合意し、共同議事録に署名しました。
会合の後、野田大臣は記者会見し、「ICT分野は、どんどん技術が進んでいくので、そのスピードに負けないよう、実務者レベルの協議を進めたい」と述べました。
※「ウ」は土へんに干
-- NHK NEWS WEB