いわゆるプロ経営者として大手菓子メーカー、カルビーの改革に取り組んだ松本晃会長が、フィットネスジムを中心に事業を拡大しているRIZAPの経営を担うことになりました。
発表によりますと、カルビーでおよそ9年間にわたって経営トップを務めた松本晃氏が、来月24日づけでRIZAPのCOO=最高執行責任者に就任します。
松本氏は大手商社の出身で、外資系ヘルスケアメーカーの日本法人社長も務めたプロ経営者として知られています。
カルビーでは積極的な新商品開発や女性の活用など働き方改革に取り組み、在任中に売上高を1.8倍、営業利益を6倍に増やしました。
来月20日にカルビーを退任し、その後RIZAPに移ることになります。
RIZAPは、衣料品販売のジーンズメイトやフリーペーパーを発行するサンケイリビング新聞社を相次いで傘下に収めるなど事業の多角化を進めています。
松本氏の起用についてRIZAPの瀬戸健社長は、「急拡大してきた会社なので、組織をまとめる力を強化し海外展開を進めるうえで、松本氏の手腕が必要だ」と述べました。
また、松本氏は「ライザップはおもちゃ箱みたいで、宝探しのような魅力がある会社だ。足を踏み外さないよう経験を生かして成長に貢献したい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB