農作業に使ってもらおうと、スーツタイプの作業着を東京の会社が開発し、今月下旬、報道関係者向けの発表会が山形県川西町で開かれました。
東京に本社がある衣料品の製造・販売会社では、作業着のイメージアップを図ろうとスーツタイプのものを開発し、ことしから一般向けに販売しています。
開発された作業着は、スポーツウェアに使われる素材でできていて、伸縮性や通気性、それに撥水性にも優れています。
今月25日には報道関係者向けの発表会が川西町で開かれました。
発表会では、農業のイメージアップを図ろうと、6年前からスーツで作業をしている地元の農家、齋藤聖人さんが実際に着用して、田植えを行いました。
齋藤さんは「すごく動きやすくて、普通のスーツとは全く違います。これだったら他の人にも勧めることができます」と話していました。
スーツを開発したオアシススタイルウェアの中村有沙社長は「農業と同じような業界でもイメージアップに使ってもらい、課題解決につながれば」と話していました。
この作業着は、現在は男性用と女性用それぞれ2種類だけですが、開発した会社では今後、齋藤さんの意見も取り入れながら、デザインを増やしていくことにしています。
-- NHK NEWS WEB