東京・千代田区にある会社の元社員が会社の資金200万円を着服したとして逮捕され、警視庁は、被害はおよそ7億8000万円に上ると見て調べています。
逮捕されたのは、東京・千代田区にある貿易会社の元社員、浜崎千尋容疑者(49)で、警視庁の調べによりますと、7年前の平成23年8月、会社の資金200万円を銀行口座から引き出し、着服したとして、業務上横領の疑いが持たれています。
書類を偽造して、実際に必要な金額以上の経費を引き出していたということです。
5年前に社内調査で不正が発覚し、会社は浜崎容疑者を解雇するとともに、刑事告訴していました。
警視庁によりますと、浜崎容疑者は当時、会社の経理責任者を務めていて、調べに対し容疑を認め、ブランド品の購入やキャバクラの飲食代などに充てていたと見られるということです。
警視庁は同様の手口で平成16年からのおよそ10年間に着服を繰り返し、被害はおよそ7億8000万円に上ると見て調べています。
-- NHK NEWS WEB