先月、東京・板橋区で50歳の男性が死亡したひき逃げ事件で、指名手配されていた48歳の会社員が、さいたま市内で自殺しているのが見つかりました。警視庁は、今後、ひき逃げなどの疑いで書類送検する方針です。
先月25日、東京・板橋区の交差点で、近くに住む会社役員の橋本栄一さん(50)が倒れているのが見つかり、その後死亡しました。
警視庁は、ひき逃げ事件として捜査を進め、防犯カメラの映像などから埼玉県蕨市に住む48歳の会社員の男が乗用車で橋本さんをはねて現場から立ち去ったとして逮捕状を取り、全国に指名手配していました。
警視庁によりますと、今月17日、さいたま市内の公園で首をつった状態の遺体が見つかり、DNA鑑定の結果、容疑者の会社員と確認されたということです。
警視庁は、指名手配する前に任意で事情を聴いていましたが、「車を運転して近くを通ったが、事故は起こしていない」と関与を否定し、その後、所在がわからなくなっていたということです。警視庁は、今後、会社員をひき逃げなどの疑いで書類送検する方針です。
-- NHK NEWS WEB