子どもたちの楽しみが、また一つ無くなることになりそうです。駄菓子屋で人気の“よっちゃんイカ”。イカの風味とさっぱりとした酸味が食欲をそそる駄菓子です。中でも「当たりくじ付き」は、もうひとつゲット出来るかどうか、運試しに挑もうという子どもたちのあいだで絶大な人気を誇っていました。ところが「当たりくじ付き」の販売が5月で終了することになったのです。駄菓子の“定番”に何が起きたのか?
(函館放送局記者 永田真澄 青森放送局記者 高橋謙吾)
“よっちゃんイカ”は、山梨県中央市にある海産物加工販売会社「よっちゃん食品工業」が製造販売している「カットよっちゃん」の通称です。
10グラム入りで1個30円。
ことし4月末。この会社では、当たりくじ付きの「カットよっちゃん(当たり付き)」の販売を5月いっぱいで終了することを発表しました。
当たりくじ付きは、袋の内側に「当たり」と表示されていると、もう1つもらえる商品。ロングセラーの一つです。
なぜ、販売を終了してしまうのか。
会社に取材すると「厳しい原料事情がある」というのです。
“よっちゃんイカ”の原料となるイカ。
実は最近、不漁の影響で価格が高騰しているのです。
-- NHK NEWS WEB