富士山の山梨県側で登山をしていた男性が滑落するなど遭難が相次ぎ、1人が死亡、1人が心肺停止の状態になっています。滑落があった付近の登山道は固い氷や雪に覆われた状態になっていたということで、警察が詳しい状況を調べています。
富士山の山梨県側では、1日、「男性が滑落した」という通報が登山者からあり、警察が捜索した結果、6合目付近で神奈川県海老名市の会社員、水谷忠英さん(37)が倒れているのが見つかりましたが、頭などを強く打っていて、死亡しました。
また、現場近くでは神奈川県の40代の男性も滑落し、連絡が取れなくなり、2日朝から捜索が行われていましたが、午前10時ごろ、警察のヘリコプターが6合目付近で男性1人が倒れているのを見つけました。警察によりますと、倒れていたのは連絡が取れなくなっていた男性とは別の男性で、警察がヘリコプターでふもとに搬送しましたが心肺停止の状態になっています。
一方、午前中の捜索で神奈川県の40代の男性も見つかり、警察によりますと、左足などにけがをしていますが、命に別状はないということです。
滑落があった付近の登山道は固い氷や雪に覆われ、滑りやすいた状態になっていたということで、警察が詳しい状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB