資産家として知られ、“紀州のドンファン”とも呼ばれていた和歌山県の70代の社長が、今月、自宅で倒れ死亡しました。社長の体内から覚醒剤の成分が検出されたため警察は死亡した経緯を慎重に調べています。
死亡したのは、和歌山県田辺市の金融・不動産会社の社長、野崎幸助さん(77)です。
野崎社長は資産家として知られ、“美女4000人に30億円を貢いだ男”として、みずからの半生をつづった本を出版し、本のタイトルから、“紀州のドンファン”とも呼ばれていました。
また、3年前と去年の2回、自宅で現金や高額な貴金属など合わせて6000万円相当が盗まれる被害に遭ったことでもメディアに取り上げられました。
捜査関係者によりますと、野崎社長は、今月24日、自宅の2階で倒れているのを家族が発見し、その後、死亡が確認されました。
目立った外傷はありませんでしたが、警察が解剖した結果、血液などから覚醒剤の成分が検出されたということです。
こうしたことから、警察はこれまでに、野崎社長の自宅や会社を複数回捜索していて、死亡した経緯などを慎重に調べています。
-- NHK NEWS WEB