競馬発祥の地と言われるイギリスで、2日に行われる伝統の「ダービー」では、日本の三冠馬「ディープインパクト」の子どもで、日本生まれの「サクソンウォリアー」が、1番人気となっています。
「サクソンウォリアー」は13年前、日本で三冠馬に輝いた名馬、「ディープインパクト」の子どもで、2015年に北海道で産まれ、半年後にアイルランドに渡り、トレーニングを行ってきました。
ことしで239回目を迎えるイギリスの伝統レース、「ダービー」に日本で生まれた馬として初めて挑戦します。
5月のダービーの前哨戦では2位以下を大きく引き離して優勝するなど、去年のデビュー以来4戦負けなしで、賭け事を主催するイギリスのブックメーカー各社で1番人気となっています。
大手ブックメーカー、「ラドブロークス・コーラル」の広報担当者は、「サクソンウォリアーはここ十数年で最も大きな金額が賭けられるだろう」と人気ぶりを話していました。
ダービーが開催されるイギリス南部のエプソム競馬場は全長2400メートル余りで高低差が40メートルあり、世界の競馬場でも最も難しいコースの一つと言われています。
ヨーロッパ最高峰の「ダービー」で、日本生まれの馬の初制覇となるか、現地の2日、日本時間3日未明のレースに注目が集まっています。
-- NHK NEWS WEB