大手半導体メーカーの「ルネサスエレクトロニクス」は、経営合理化の一環として、2年から3年後をめどに山口県の工場を閉鎖し、大津市の工場では一部のラインを停止することを決めました。
発表によりますと、ルネサスエレクトロニクスは2年から3年後をめどに、山口県宇部市にある山口工場を閉鎖するとともに、大津市にある滋賀工場の一部のラインを停止します。
閉鎖する工場や停止を決めたラインでは、主に家電製品や産業用機器に使う半導体を生産しています。
会社では経営の合理化を進める中、これらの工場では製品の需要が減少して稼働率が下がっていることや、施設が老朽化していることから閉鎖や停止を決めたとしています。
従業員は山口工場がおよそ260人、滋賀工場の停止するラインがおよそ270人で、会社では「雇用が継続されるよう努力していく」としています。また、工場については売却先を探す努力を続けるとしています。
-- NHK NEWS WEB