政府は来年度の予算編成で焦点の1つとなっている、高額な肺がんなどの治療薬「オプジーボ」の価格について、医療費の増大を抑えるため、来年度、50%まで緊急的に引き下げる案をまとめる方向で、最終的な調整に入りました。
肺がんなどの治療薬、オプジーボは、患者1人当たり年間およそ3500万円の費用がかかるとされ、国の財政を圧迫しているとして、再来年4月の薬の価格改定を待たずに緊急的に引き下げることになっています。
来年度の予算編成では、その引き下げ幅が焦点の1つとなっていて、政府の経済財政諮問会議の民間議員が、医療費の伸びを抑えるために大胆な引き下げを提案する一方、製薬会社からは「新薬の開発意欲をそぐ」として慎重な対応を求める意見が出ていました。
政府はオプジーボの年間の販売額が、当初の予想より大幅に増えていることを踏まえて、薬の販売額が年間1500億円を超える場合の引き下げのルールを適用して、来年度、50%まで緊急的に引き下げる案をまとめる方向で、最終的な調整に入りました。
厚生労働省は、この案を近く開かれる厚生労働大臣の諮問機関である中医協=中央社会保険医療協議会の専門部会に提示する方針です。
-- NHK NEWS WEB