北海道を代表する高級メロンで、先月、2玉320万円という過去最高額で落札された「夕張メロン」が、北海道夕張市の観光施設で無料でふるまわれました。
この夕張メロンは先月、札幌市で行われた初競りで、夕張市内の会社が過去最高となる2玉、320万円で競り落としたものです。
この会社が地域の話題づくりにしようと1日、夕張市の観光施設を訪れた観光客や市民に無料でふるまいました。
メロンは、1玉が32等分にカットされ、ひと切れ当たりにすると5万円相当になります。
会場には、前日から泊まり込んで待っていたという観光客もいて、メロンを受け取った人たちは、濃厚な甘みをじっくりかみしめるように味わっていました。
2玉のメロンは1時間半ほどでなくなりましたが、会場には、この会社が同じ日に落札した別のメロンも用意され、無料でふるまわれました。
大阪から来たという大学生は「これまで食べたもののうち、いちばん高い食べ物です。とても甘かったです」と話していました。
メロンをふるまった会社の野田慎也社長は「夕張市は住民やメロンの生産者が少なくなっているので、地元を盛り上げようと企画しました。食べた方の笑顔が見たいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB