2日夜、千葉市にあるJR総武線の駅で、男が線路内に立ち入り送電設備の柱の上に居座る騒ぎがあり、3時間近くにわたって運転を見合わせ、およそ3万人に影響が出ました。警察は建造物侵入の疑いで男をその場で逮捕し、詳しい状況を調べています。
JRによりますと、2日午後9時50分ごろ、千葉市花見川区にあるJR総武線の幕張本郷駅で、男が線路内に立ち入り、送電設備の柱の上にとどまって動こうとしなくなりました。
通報を受けて駆けつけた警察官や消防隊員が柱から下りるよう説得にあたった結果、午後11時半ごろになって身柄を確保され、建造物侵入の疑いでその場で逮捕されました。
逮捕されたのは、千葉県船橋市の自称、会社員、家田慎也容疑者(51)です。
警察によりますと、容疑を一部否認しているということです。
JRによりますと、この騒ぎの前に「痴漢を受けた」と女性の利用客から連絡があり、駅員が対応していたところ、その場にいた男が逃走したということで、警察は、家田容疑者と同一人物とみて当時の詳しい状況を調べています。
この影響で、JR総武線は3時間近くにわたって運転を見合わせ、31本の列車が運休するなどおよそ3万人に影響が出ました。
-- NHK NEWS WEB