競馬発祥の地と言われるイギリス伝統のレース「ダービー」で、日本の三冠馬、ディープインパクトの子ども「サクソンウォリアー」は4着に終わり、日本生まれの競走馬として200年以上の歴史があるこのレースでの初勝利はなりませんでした。
3歳馬の頂点を争う「ダービー」はことしで239回目を迎えるイギリス伝統のレースで、2日、ロンドン郊外のエプソム競馬場の芝2400メートル余りのコースに12頭が出走しました。
父親が日本の三冠馬、ディープインパクトの「サクソンウォリアー」は、日本の牧場で生産された競走馬として初めてイギリスの「ダービー」に挑みました。
「サクソンウォリアー」は去年のデビューからアイルランドとイギリスで4連勝と圧倒的な強さを見せ、今回のダービーでは、賭け事を主催する地元のブックメーカー各社で1番人気となっていました。
レースでは、スタート直後から集団の真ん中、インコース側の位置でチャンスをうかがい、上り坂のある最後の直線で先頭を目指しましたが、追い上げ及ばず4着に終わりました。
「サクソンウォリアー」は、200年以上の歴史のあるイギリスの「ダービー」で日本生まれの競走馬としての初勝利はなりませんでした。
-- NHK NEWS WEB