がんの患者を支援する活動を行っている団体や企業が集まり、患者や家族の暮らしを支えるさまざまな情報を提供する催しが都内で開かれました。
東京・中央区で開かれたこの催しでは、がんの患者を支援する活動を行っている合わせて19の団体や企業がブースを出し、がんの患者やその家族に、暮らしを支えるさまざまな情報を提供しました。
このうち、都内のNPO法人のブースでは、パソコンなどで年齢や治療の状況などを入力すると、助成金が受けられるかどうかなどを把握できるサイトを紹介していました。
また、大手化粧品メーカーのブースでは、抗がん剤の副作用で肌荒れなどに悩む患者が、効果的なメークの方法のアドバイスを受けていました。
去年、乳がんと診断され、治療を続けているという都内に住む女性は「仕事に復帰するためにメークの方法を教えてもらいにきました。患者を支えてくれる人たちが多くいてありがたいです」と話していました。
主催した日本対がん協会の岡本宏之事務局長は「がんの患者はすべての支援団体や企業を把握しているわけではない。患者と団体や企業を結びつけて、必要な情報が届くようにしていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB