世界的なコーヒーチェーン アメリカのスターバックスのハワード・シュルツ会長が退任することになり、トランプ政権への厳しい批判で知られるシュルツ氏が、野党民主党から大統領候補として名乗りをあげるのではないかなどと報じられています。
アメリカの大手コーヒーチェーン スターバックスは4日、ハワード・シュルツ会長が今月26日に退任すると発表しました。
64歳のシュルツ氏は、およそ40年にわたって経営に携わり、西海岸シアトルの小さな会社を70か国以上で2万8000店舗を展開する世界的なコーヒーチェーンに育てました。
去年4月にCEOを退いたあとも会長職にとどまっていましたが、退任後は名誉会長になるということです。
シュルツ氏は、移民政策や銃規制などをめぐってトランプ政権を厳しく批判してきたことで知られ、アメリカのメディアはシュルツ氏が野党民主党から大統領候補として名乗りをあげるのではないかなどと報じています。
スターバックスはことし4月、東部ペンシルベニア州の店舗で黒人への人種差別に基づく対応があったと批判されています。
シュルツ氏は、退任にあたって従業員に書簡を送り、「あらゆる人が歓迎される店舗、そして、会社こそが最良だということを忘れないでほしい」と呼びかけました。
-- NHK NEWS WEB