おもちゃの新しい技術や機能を競う「日本おもちゃ大賞」の授賞式が行われ、ことし60周年を迎えた男の子向けの野球ゲームなどが選ばれました。
東京・千代田区の東京国際フォーラムで開かれた「日本おもちゃ大賞」の授賞式では、46社から応募のあった合わせて316の商品のうち、7つの部門で大賞に選ばれた商品の担当者が表彰を受けました。
このうち、男の子向け玩具の部門では、ピッチャーが9つのコースに投げ分けることができる新たな機能が付いた「野球盤3Dエース
モンスターコントロール」が選ばれ、メーカーの担当者は「ことし60周年を迎え、絶えず進化を続けてきたことが実を結びました。感無量です」と話していました。
このほか、新規性のある玩具の部門では、あらゆるものをインターネットにつなぐIoTの技術を活用して、犬と猫がおしゃべりする貯金箱「おせっかいなスマート貯金箱バンクワン100円玉専用とバンクニャン500円玉専用」が選ばれました。
日本玩具協会によりますと、おもちゃ業界の市場規模は昨年度8000億円と4年連続好調で、今年度は女の子向けの商品として、各社が髪の毛をアレンジできる人形などを開発し、競争が激しくなっているということです。
選ばれた商品は、7日から江東区の東京ビッグサイトで始まる「東京おもちゃショー」でも紹介されます。
-- NHK NEWS WEB