6日朝早く、石川県白山市の製紙会社の工場のタンクの中で従業員の男性3人が相次いで倒れ、その場で死亡が確認されました。タンクでは再生紙を作るため希硫酸を使った作業を行っていたということで、警察で詳しい状況を調べています。
6日午前4時ごろ、石川県白山市相川新町の「中川製紙」の工場から「男性2人がタンクに転落した」という通報が消防にありました。
消防が駆けつけると、タンクの中には従業員の男性3人が倒れていて、その場で死亡が確認されました。警察によりますと、はじめに50代の男性がタンクに不具合があったためタンク内を調べに行って倒れ、その後、助けに行った40代と20代の男性も次々と倒れたということです。
タンクは深さ5メートルほどで縦横50センチのほどの開口部があり、ハシゴを使って上り下りする構造になっていて、当時は再生紙を作るためタンクに古紙と水と希硫酸を入れ、濃度などを調整する作業を行っていたということです。
警察は3人の身元の確認を急ぐとともに、会社から話を聞くなどして当時の詳しい状況について調べています。
-- NHK NEWS WEB