日産自動車が外国人の技能実習生45人に国の認定を受けた実習計画とは異なる作業をさせていたことがわかりました。日産は「制度への理解が足りなかった」と説明しています。
日産自動車は、外国人技能実習生を国内の工場で合わせて640人受け入れています。
会社によりますと、このうち神奈川県の2つの工場で作業しているインドネシア人41人とフィリピン人4人に、国の認定を受けた実習計画とは異なる作業をさせていたということです。
これは社内調査で明らかになったもので、実習生はバンパーの成型作業をする計画でしたが、実際には塗装作業をさせていたということです。
またほかの実習生およそ150人も作業時間が計画より短くなっていたということです。
外国人技能実習制度は、外国人が日本で働きながら技術を学ぶ制度ですが、日産は「制度への理解が足りなかった」と説明しています。
この制度をめぐっては、先月、日産と同じグループの三菱自動車工業でも、フィリピン人の実習生33人に計画とは異なる作業をさせていたことが明らかになっています。
-- NHK NEWS WEB