6日、ベトナム ホーチミンの空港で、離陸前に誘導路を走行中だった全日空機がブレーキをかけた際、客室乗務員5人が転倒するなどしてけがをし、このうち1人が腰の骨を折る大けがをしました。
国土交通省によりますと、日本時間の6日午前9時すぎ、ベトナム ホーチミンの空港で、成田行きの全日空834便、ボーイング767型機が滑走路に向けて走行中、ブレーキをかけた際に客室乗務員の5人が転倒するなどしました。
6日午後、成田空港に到着したあとに病院を受診したところ、このうち1人が腰の骨を折る大けがをしていたほか、4人がねんざなどの軽いけがをしていたことがわかったということです。
この便には乗客乗員合わせて208人が乗っていましたが、乗客にけがはなく、運航にも支障はなかったということです。
全日空によりますと、会社の聞き取りに対し機長は「誘導路を曲がろうとして減速した際、ブレーキが強くかかった」と話しているということです。
国土交通省は、航空事故に認定し、状況の把握を進めていますが、事故原因の調査については今後、ベトナムの運輸安全当局が判断するということです。
-- NHK NEWS WEB