サッカーワールドカップ ロシア大会が来週の14日に開幕するのを前に、中国広東省の工場では優勝トロフィーのレプリカの記念品作りの作業が追い込みを迎えています。
中国南部の広東省東莞にある会社は、サッカーワールドカップ ロシア大会に向けて、FIFA=国際サッカー連盟から製造・販売の権利を得て、優勝トロフィーのレプリカやキーホルダー、バッジなどの記念品を作っています。
大会の開幕を来週の14日(日本時間15日)に控え、工場では従業員が机の上に大量に並べられた金色のトロフィーを磨いてつやを出したり、こん包したりする作業に追われていました。
人気の商品は亜鉛合金でできたトロフィーです。この会社は、本物の半分弱にあたる高さ15センチから、2.5センチまで7種類を用意し、これまでにおよそ100万個を製造して中国国内や東南アジア、日本などに順次、出荷しているということです。
営業担当の簡凱平さんは「もうすぐ大会が始まるので、出荷などで大忙しです。サッカーファンがこのトロフィーを持って大会を応援してくれるのを期待しています」と話していました。
そのうえで、「次の大会には中国のチームも出場して、いい成績を出して、いつかは本物のトロフィーを獲得してほしい」と中国の今後の活躍にも期待していました。
-- NHK NEWS WEB