世界3大映画祭の1つ、フランスのカンヌ映画祭で是枝裕和監督の「万引き家族」が最優秀賞を受賞したことを受けて、林文部科学大臣は、是枝監督を文部科学省に招いて祝福したいという意向を示しました。
是枝裕和監督の映画「万引き家族」は、年金を当てに暮らしながら足りない生活費を万引きで稼ぐ家族の物語で、先月、フランスのカンヌ映画祭で、日本の作品としては21年ぶりに最優秀賞のパルムドールを受賞しました。
これに関連して、参議院の文教科学委員会で、立憲民主党の神本美恵子議員は「フランスの新聞社は、安倍総理大臣が是枝監督に祝意を示していないと指摘している。政府は是枝監督を祝福しないのか」などとただしました。
これに対し、林文部科学大臣は「『万引き家族』がパルムドールを受賞したことは誠に喜ばしく、世界的にも高い評価を受けたことは誇らしい。来てもらえるかわからないが、是枝監督への呼びかけを私からしたい」と述べ、是枝監督を文部科学省に招いて祝福したいという意向を示しました。
-- NHK NEWS WEB