去年、神奈川県相模原市の路上で60歳の会社員の男性が刃物で刺され殺害された事件で、警察は現場近くに住む40歳の男を殺人の疑いで逮捕しました。警察の調べに対し「記憶にない」と容疑を否認しているということです。
去年12月12日の夜遅く、相模原市南区大野台の路上で、近くに住む会社員の松岡隆行さん(60)が何者かに刃物で腹や腕などを刺され、死亡しました。
現場では事件直前に松岡さんと男が路上で言い争う様子が複数の人に目撃されていて、その場から男が自転車で逃走していたため、警察が捜査を進めていました。
その結果、防犯カメラの映像などから、現場近くに住む自称、派遣社員、大石明彦容疑者(40)が事件に関わった疑いがあるとして、7日夜、殺人の疑いで逮捕しました。
これまでの調べで、2人は面識がなかったと見られ、警察は駅から歩いて帰宅していた松岡さんが、大石容疑者と何らかのトラブルになったと見て、詳しいいきさつを調べています。
警察の調べに対し「記憶にない」などと容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB