“紀州のドン・ファン”とも呼ばれた和歌山県の資産家が「急性覚醒剤中毒」で死亡したことをめぐり、7日、警察は自宅の庭に埋葬されていた資産家の愛犬を掘り出しました。愛犬は資産家と同じ時期に急死していて、警察は覚醒剤が検出されないかなど鑑定を行い死因を調べることにしています。
数多くの女性との交際を赤裸々につづった本のタイトルから“紀州のドン・ファン”とも呼ばれていた、和歌山県田辺市の会社社長、野崎幸助さん(77)は先月24日に自宅で死亡しました。
死因は「急性覚醒剤中毒」でしたが、警察は不自然な点もあることから、殺人の疑いも視野に捜査していて、7日は先月6日に突然死んだ野崎社長の愛犬「イブ」を埋葬されていた自宅の庭から掘り出しました。
社長と「イブ」は同じ時期に急死していることから、警察は体内から覚醒剤が検出されないかなど、専門機関に依頼して鑑定を行い死因を調べることにしています。
また、これまでの調べでは、家にいた関係者の中からは覚醒剤は検出されてなく、野崎社長の腕にも注射の痕は確認されていないということです。このため、警察は覚醒剤がどのように摂取されたのかなど、経緯について慎重に調べを進めています。
-- NHK NEWS WEB