世界最大の交流サイトを運営するフェイスブックは、ソフトウェアの欠陥で、世界の1400万人の利用者の投稿が本人が気づかないまま誰もが見られる状態になっていた可能性があると明らかにしました。
フェイスブックは7日、先月18日から27日の間に写真や文章などを投稿した世界の利用者のうち1400万人が、本人が気づかないまま内容が公開され、誰もが見られる状態になっていた可能性があると明らかにしました。
投稿した内容を友人だけが見られるようにプライバシーの設定をしていた場合でも、ソフトウェアの欠陥で、この期間は自動的に「公開」するよう提案していたと説明しています。
フェイスブックはすでに欠陥を修正し、現在、対象者に順次連絡をしているということです。
問題となっている期間の投稿についても、欠陥が起きる前のプライバシー設定に戻したとしていて「今回の過ちをおわびします」とコメントしています。
フェイスブックをめぐっては、中国の通信機器メーカー4社に利用者の個人データへのアクセスを認めていた、とアメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズが報じるなど、利用者のプライバシーに対する配慮が足りないという声が広がっています。
-- NHK NEWS WEB