“紀州のドン・ファン” とも呼ばれ、「急性覚醒剤中毒」で死亡した和歌山県の資産家の社長について、家族が「死亡した当日の夕方までは体調に変化はなかった」などと話していることが関係者への取材でわかりました。警察は、社長が夜に急死するまでのいきさつなどをさらに詳しく調べています。
数多くの女性との交際を赤裸々につづった本のタイトルから“紀州のドン・ファン” とも呼ばれていた和歌山県田辺市の会社社長、野崎幸助さん(77)は先月24日に自宅で死亡しました。
死因は急性覚醒剤中毒で、警察は容疑者を特定せず、殺人の疑いで自宅や関係先を捜索するなど捜査しています。
警察の調べでは、野崎社長は午後9時ごろに2階の寝室で死亡したとみられていますが、当日の状況について家族が「夕方までは体調に変化はなかった」などと周囲に話していることが関係者への取材でわかりました。
また当日は昼食を食べてからいったん2階に上がり、その後夕方6時ごろに再び1階でビールを飲み、また2階の寝室に戻ったとも話していたということです。
警察は、死因となった多量の覚醒剤をいつ、どこで摂取し急死するまでのいきさつなどをさらに詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB