アメリカの娯楽大手ウォルト・ディズニーは、アニメ映画「アナと雪の女王」などの世界的なヒット作を手がけたことで知られる製作総指揮者が、ことしいっぱいで退社すると発表しました。アメリカのメディアは、女性へのセクハラ行為が関係しているとの見方を伝えています。
アメリカのウォルト・ディズニーは、8日、傘下のアニメ映画製作会社、「ピクサー」の創立メンバーの1人で、創作部門の最高責任者を務めるジョン・ラセター氏が、ことしいっぱいで退社すると発表しました。
ラセター氏は、「トイ・ストーリー」や「カーズ」のシリーズで監督を務めたほか、「アナと雪の女王」や、ことしのアカデミー賞受賞作「リメンバー・ミー」の製作総指揮を務めるなど、アニメ映画の世界的なヒット作を手がけてきました。
また、日本のアニメ映画界を代表する宮崎駿監督とも親交があることでも知られています。
ウォルト・ディズニーは、ラセター氏の退社理由を明らかにしていませんが、アメリカのメディアは、女性へのセクハラ行為が関係しているとの見方を伝えています。
アメリカメディアによりますと、ラセター氏は、複数の女性従業員から抱きつかれたなどとして、セクハラ疑惑で告発されていて、謝罪したうえで、去年11月以降、休職していたということです。
-- NHK NEWS WEB