各地でツバメの子育てが見られる季節。神奈川県にある高速道路のサービスエリアでは、自動ドアを感知させて動かし、建物の中につくった巣と外を行き来するツバメがいて、話題を呼んでいます。
今月7日、神奈川県にある東名高速道路の海老名サービスエリアで、1羽のツバメが開いていた自動ドアを通り抜けて建物の中に入ってくる姿が撮影されました。
ツバメが向かった先には子育て中の巣があり、巣に近寄ったあとは自動ドアのセンサーの辺りで飛び回り、感知させてドアを動かすと餌を探しにいったのか、外に飛び立っていきました。
巣は、施設の案内板の上につくられていて、数羽のひなが口を開いて餌を求めていました。
撮影した石井月之亮さんは「旅行の途中に立ち寄ったサービスエリアで偶然見かけました。安全な場所で子育てしていると思い、感動して撮影しました。自動ドアも巧みに使っていてツバメの知恵はすごいと思いました」と話していました。
またサービスエリアを管轄する中日本高速道路の担当者は「毎年この時期になると、ほかのサービスエリアでも同じようなツバメの巣が見られます。会社では、利用者に落ちてきたふんがつかないよう囲いを作るなどして対応しています」と話していました。
-- NHK NEWS WEB