ピーチ・アビエーションの機長が11日、有効期限の切れた古い身体検査の証明書を持って乗務していたことがわかり、後続の便の機長を交代させたため、3便に遅れが出ました。
ピーチ・アビエーションによりますと、11日午前、関西空港発、成田空港行きのピーチ・アビエーション311便で、機長が有効期限の切れた古い身体検査の証明書を持って乗務していたことが到着後にわかりました。
この証明書は乗務の際に携帯することが法律で義務付けられていて、機長は証明書は更新していたものの、11日朝、乗務の前に会社から新しい証明書を受け取るのを忘れていたということです。
会社の規定では、乗務前に機長と副操縦士が互いに証明書を確認しあうことになっていますが、11日は有効期限までは確認しなかったということです。
この影響で後続の便の機長を交代させたため、成田から福岡に向かう便など3便にそれぞれ3時間半ほどの遅れが出ました。
ピーチ・アビエーションは「このような事態になったことを心よりおわび申し上げます。再発防止に努め、安全運航の維持を図ってまいります」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB