今月9日、東海道新幹線の車内で乗客3人が刃物で切りつけられ男性1人が殺害された事件で、逮捕された22歳の男が「凶器のなたとナイフは事件当日に長野で購入した」と供述していることが捜査関係者への取材でわかりました。警察は、犯行を思い立った直接の動機や当日の足取りをさらに調べています。
今月9日の夜、新横浜駅と小田原駅の間を走行していた東海道新幹線の車内で乗客の男女3人が刃物で切りつけられ、このうち兵庫県尼崎市の会社員、梅田耕太郎さん(38)が死亡しました。
警察は愛知県岡崎市の無職、小島一朗容疑者(22)を逮捕し、殺人の疑いで捜査しています。
小島容疑者はなたとナイフの2つの刃物を車内に持ち込んでいましたが、調べに対して「凶器の刃物はいずれも事件当日の午前中に長野で購入した。その後、電車で東京まで来て夜になって新幹線に乗り込んだ」と供述していることが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。
また、逮捕直後の調べに対し「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった」とも供述していて、警察は犯行を思い立った直接の動機や事件当日の足取りをさらに調べています。
-- NHK NEWS WEB