ゲーム会社の許可を得ずに家庭用ゲーム機向けのソフトで店の客を遊ばせていたとして、警察は京都市や神戸市の「ゲームバー」を捜索し、経営者らを著作権法違反の疑いで逮捕しました。警察によりますと家庭用ゲーム機で客を遊ばせる「ゲームバー」の摘発は全国で初めてだということです。
捜索を受けたのは京都市中京区の「GAME BAR CLANTZ」や神戸市中央区の「エクルイット」などいずれも関西にある4つの「ゲームバー」の店舗です。
京都と兵庫の各警察本部によりますと、これらの店舗では「任天堂」や「カプコン」などが著作権を持つ家庭用ゲーム機向けのソフトで会社の許可を得ずに客を遊ばせていたとして、著作権法違反の疑いが持たれています。
ことし3月、ゲーム会社などでつくる業界団体から著作権法に違反しているとして警告を受けていましたが、営業を続けていたということです。
警察は店舗を捜索し、大量のゲーム機とソフトを押収するとともに、「ゲームバー」の経営者で京都市北区の西尾勇樹容疑者(32)や神戸市中央区に住む韓国籍の金弘典容疑者(31)ら4人を逮捕しました。
調べに対し4人はいずれも容疑を認めているということです。
警察によりますと「ゲームバー」の摘発は全国で初めてだということです。
-- NHK NEWS WEB