13日のニューヨーク株式市場はアメリカのFRB=連邦準備制度理事会が利上げのペースを速める姿勢を示したことからダウ平均株価は100ドル以上値下がりし、円相場は、一時およそ3週間ぶりの円安水準になりました。
13日のニューヨーク株式市場はFRBが追加の利上げを決め、ことしは、あと2回、利上げを想定していることを公表したのを受け、金利の上昇が、企業業績にはマイナスに働くという見方が広がりました。
このため売り注文が出てダウ平均株価は前日より119ドル53セント安い2万5201ドル20セントで取り引きを終えました。
また、ニューヨーク外国為替市場は金利が上がるドルを買って円を売る動きが出て円相場は、FRBの利上げの発表直後1ドル=110円台後半に値下がりし、およそ3週間ぶりの円安ドル高水準になりました。
市場関係者は「投資家は利上げの決定はすでに織り込んでいて今後の利上げのペースもおおむね想定したとおりだった。ただ声明文で景気の先行きに自信を示したことからFRBが金融を引き締める姿勢を強めたという受け止めが広がった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB