大手企業のことしの夏のボーナスは、好調な業績を反映して平均でおよそ96万円と、昭和34年の調査開始以来、過去最高となりました。
経団連は、東京証券取引所の1部に上場する従業員500人以上の251社を対象に、この夏のボーナスの額を調べ、これまでに回答があった96社の状況を公表しました。
それによりますと、平均が96万7386円で、去年の夏を6.71%上回って2年ぶりに増加し、昭和34年に調査を開始して以来、過去最高となりました。
業種別では、人手不足が続く建設業が157万3957円と最も高く、次いで自動車が106万1566円でした。
背景には、大手企業が好調な業績を上げていることに加え、ことしの春闘で政府や経団連が「3%」の賃上げという異例の数値目標を掲げたことの影響があるとみられます。
経団連は、「各企業には3%の呼びかけを意識してもらったと思う。賃上げの勢いはいっそう強まっていると評価している」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB