大学生の採用面接が経団連の指針に沿って解禁された今月1日時点で、すでに7割近くの学生が企業から内定を得たことがわかりました。
これは人材サービス大手の「リクルートキャリア」が、来年春に卒業を予定している全国の大学生およそ900人を対象に行った調査でわかったものです。
それによりますと、企業の採用面接が解禁された今月1日時点の就職内定率は、前の年の同じ時期より7.1ポイント高い69%に上りました。
このうち文系が前の年の同じ時期より6.5ポイント上がって64.3%、理系が8.6ポイント上がって79.4%となっています。
これについて、調査を行った会社は「人手不足が深刻化する中、経団連に加盟していない企業が優秀な人材を確保しようと、採用活動を前倒ししている」と分析しています。
一方、今月1日時点で就職活動中の学生は65.5%に上り、多くの学生がすでに内定を得ながらも本命の企業への就職を目指して活動を続けている実態も明らかになりました。
-- NHK NEWS WEB