楽天は、第4の会社として携帯電話事業に参入する来年10月以降も、他社の設備を借りて展開している格安スマホのサービスを当面、継続する方針を明らかにしました。
楽天は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクに続く「第4の携帯電話会社」として自前の通信設備を整え、来年10月にも携帯電話事業に参入する計画です。
一方で、楽天は現在、NTTドコモの設備を借りる形で格安スマホのサービスを展開していて、契約者が延べ150万人に上る格安スマホ事業を今後どうするかが焦点になっていました。
これについて、楽天は14日会見を開き、来年10月以降も格安スマホのサービスを当面、継続していく方針を明らかにしました。
ただ、通信設備が十分に整った時点で格安スマホの利用者には、自前の携帯電話サービスに乗り換えてもらいやすくする取り組みも行っていくとしています。
楽天の大尾嘉宏人執行役員は「格安スマホは基本的に継続し、ユーザーに不利にならないようにする。楽天独自でも良質なネットワークを構築するので、最終的にはどちらかを選んでもらうことになる」と話していました。
-- NHK NEWS WEB