去年7月の参議院選挙で当選した参議院議員の資産が4日公開され、土地や建物、定期の預貯金などを合わせた議員1人当たりの資産は、平均で2990万円となっています。
今回の資産公開は「国会議員の資産公開法」に基づくもので、去年7月の参議院選挙で当選した121人が、任期が始まった去年7月26日の時点で所有していた資産が本人の届け出によって公開されました。
このうち、土地と建物は固定資産税の課税標準額で、有価証券は公社債が額面で、金銭信託が元本で示されています。また、株式は銘柄と株数が記載されています。
NHKは土地、建物、定期の預貯金、株式を除く有価証券の4つの項目を集計しました。
それによりますと、議員1人当たりの資産は平均で2990万円で、内訳は土地や建物の不動産が1282万円、定期の預貯金が416万円、株式を除く有価証券が1293万円でした。
資産が最も多かったのは、自民党の元栄太一郎氏で14億3594万円、次いで民進党の大野元裕氏が1億964万円、自民党の今井絵理子氏が9899万円で、資産が1億円を超えているのは2人でした。
一方、金額で表示する資産が「ゼロ」と報告した議員は15人でした。
また、議員1人当たりの資産を政党別に見ますと、自民党が4688万円、民進党が1927万円、公明党が528万円、共産党が711万円、日本維新の会が2650万円、自由党が721万円、社民党が1924万円となっています。
-- NHK NEWS WEB