トラフグの取扱量が日本一の山口県下関市で、フグの初競りが行われました。
山口県下関市の南風泊市場には、日本海などでとれた天然物や養殖物のトラフグ合わせて9.8トンが入荷し、午前3時の鐘の音を合図に初競りが始まりました。
値段は、競り人と仲買人が筒状の袋の中で指を握りあう「袋ゼリ」という方法で決められます。トラフグは大きいもので重さが7キロほどあり、1キロ当たり最高で1万8000円と、去年より6000円の高値で取り引きされました。
卸売会社によりますと、この年末年始は暖かく穏やかな天候に恵まれ、天然物のトラフグの入荷量は去年より1割ほど多かったということです。
卸売会社の見原宏社長は「去年より水揚げ量が多く、この調子で増えていくことを期待しています。ことしも下関のフグを国内外に売り出していきたいです」と話していました。4日競り落とされたフグは、東京や大阪を中心に全国に出荷されます。
-- NHK NEWS WEB