4歳の息子を自宅の2階のテレビ台の引き出しに押しこみ、息ができない状態にして死亡させたとして、北九州市の27歳の父親が殺人の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、北九州市小倉北区砂津の会社員、納富駿太容疑者(27)です。
警察の調べによりますと、納富容疑者は先月11日、自宅2階の寝室で、息子の優斗くん(当時4歳)をテレビ台の引き出しに押しこんで息ができない状態にし、低酸素脳症によって死亡させた殺人の疑いが持たれています。
警察によりますと、当時、納富容疑者は「子どもを寝室に起こしに行ったが呼吸をしていない」と119番通報していましたが、捜査の結果、みずからがテレビ台の引き出しに押し込んだ疑いが強まったということです。
警察は納富容疑者の認否を明らかにしていません。
また、この事件の捜査の過程で、警察は納富容疑者の妻の麻衣子容疑者(24)が、ことし2月、優斗くんの3歳の妹に熱い液体をかけてやけどを負わせたなどとして傷害の疑いで逮捕しました。
警察は、夫婦が子どもたちに虐待していた可能性もあると見て詳しい経緯を調べています。
-- NHK NEWS WEB