インターネットを通じて利用者どうしが中古品などを売買するフリマアプリの運営大手「メルカリ」が、19日、東京証券取引所に株式を上場します。上場時の時価総額は4000億円規模とことし最大の株式上場になる見通しです。
メルカリは、19日、東京証券取引所の新興企業向け市場「マザーズ市場」に株式を上場します。
メルカリは5年前に創業したばかりですが、中古品などを手軽に売買できる仕組みが人気を集め、アプリの国内のダウンロード件数が7100万に上るなど急成長しています。
時価総額の大きい上場前のベンチャー企業は珍しさから海外でユニコーン企業などとも呼ばれますが、メルカリは国内で数少ないユニコーン企業とされ、投資家の関心も高まっています。
上場時の時価総額は4000億円規模とことし最大の上場になる見通しで、会社は上場で得た資金を国内や海外での事業拡大に向けた広告費などに充てる方針です。
アメリカなどに比べて特徴的なベンチャー企業が少ないとされてきた日本で、今回の上場が新たな起業を増やすきっかけになるかも注目されそうです。
-- NHK NEWS WEB