18日の地震の影響で、19日になっても大阪府を中心に、マンションやオフィスビルなどのエレベーター、少なくとも1万基が安全確認が終わらず、利用できない状態となっています。
エレベーターの保守・整備を行っている各社によりますと、18日の地震の影響で、利用できないままになっているエレベーターは、19日、午後1時現在で、大阪府を中心に少なくとも1万基に上るということです。
このうち、大阪のエレベーターの整備会社は19日午後、地震で5階までのエレベーターが止まったままになっている大阪・浪速区のビルで復旧作業を行いました。
このビルのエレベーターは、一定以上の揺れを感知したため、安全装置が作動して4階で止まったということで、会社の担当者は、異常が無いか実際にエレベータを動かすなどして一つ一つ確認しました。
そして、再びエレベーターが利用できるようになると、管理人の男性は、ほっとした表情を見せていました。
安全確認を担当した「大阪エレベーター」の今川君至さんは、「エレベーターで地震の揺れを感じたら、速やかに最寄りの階で降りてほしい。エレベーターが止まっていると不便だと思うが、危険なので技術者がきちんと安全確認するまでは絶対に利用は避けてほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB