19日のニューヨーク株式市場は、アメリカと中国の貿易摩擦が激しくなることを懸念した売り注文が広がりダウ平均株価は、一時400ドル以上値下がりして取り引きされています。
19日のニューヨーク株式市場は、アメリカのトランプ大統領が中国の2000億ドル規模の輸入品に10%の関税をかけることを検討するよう指示し、これに対抗して中国も報復措置をとる考えを示したことから、貿易摩擦が激しくなることに懸念が広がっています。
このため幅広い銘柄に売り注文が集まり、ダウ平均株価は、一時400ドル以上値下がりしました。
市場関係者は「トランプ大統領が前回発表した500億ドルを大きく上回る2000億ドル規模の中国からの輸入品に関税を課すと突如発表したことから、米中の摩擦がエスカレートし、世界経済に悪い影響を及ぼすことが懸念されている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB