ことし3月、岐阜県大垣市の高速道路で大型トラックが観光バスに追突し1人が死亡、35人がけがをした事故で、警察は、死亡したトラックの運転手がスマートフォンを操作していたことが事故につながったとして、容疑者死亡のまま書類送検するとともに、運転手とスマートフォンでやり取りをしていた同僚も書類送検しました。
ことし3月、岐阜県大垣市の名神高速道路の上り線で大型トラックが観光バスに追突し、そのはずみで、観光バスは前に止まっていた別の大型トラックに衝突しました。
この事故で、はじめに追突した大型トラックを運転していた群馬県桐生市の運送会社の56歳の運転手が死亡したほか、バスの乗客と乗員、それに別の大型トラックの運転手、合わせて35人が重軽傷を負いました。
警察によりますと、はじめに追突した大型トラックの運転手は、事故の直前にスマートフォンで画像を見ていたということで、警察は安全確認が不十分だったことが事故につながったとして、容疑者死亡のまま過失運転傷害の疑いで書類送検しました。
また、運転中と知りながら運転手に画像を送り、見るように電話で伝えたとして、運転手の47歳の同僚も過失運転傷害ほう助の疑いで書類送検しました。
-- NHK NEWS WEB