“紀州のドン・ファン”と呼ばれた和歌山県の会社社長が急性覚醒剤中毒で死亡したことについて、警察は、容疑者を特定せず、殺人の疑いで会社を捜索しました。
和歌山県田辺市の会社社長、野崎幸助さん(77)は、先月24日、自宅で急性覚醒剤中毒で死亡しました。
警察は、亡くなった経緯に不審な点があるとして捜査を進めていて、20日、容疑者を特定せず、殺人の疑いで田辺市にある会社を捜索しました。
午前8時ごろから、段ボール箱などを持った捜査員が事務所に入り、資料などを押収しました。
関係者によりますと、この会社は、社長が亡くなったことから、業務を取りやめることが決まっているということです。
会社の捜索は先月も行われていて、警察は、野崎社長がいつ、どのように覚醒剤を摂取したかなど捜査を進めています。
野崎社長は資産家として知られ、数多くの女性との交際をつづった自伝のタイトルから“紀州のドン・ファン”と呼ばれていました。
-- NHK NEWS WEB