世界で36台しかないイタリアのフェラーリの名車がアメリカでオークションにかけられることになり、予想される落札額は過去最高のおよそ50億円と見られています。
ニューヨークの競売会社サザビーズの20日の発表によりますと、オークションにかけられるのは、1962年製のスポーツカー「フェラーリ250GTO」です。
このモデルはわずか36台しか製造されず、フェラーリのスポーツ車メーカーとしてのブランドイメージを作り上げた名車だということです。
今回、オークションにかけられるのはこの中の1台で、日本がバブル景気に沸いていた1980年代後半には、日本人が4年間所有するなど、これまで複数のオーナーの手に渡り、現在はアメリカのソフトウェア会社の会長が所有しているということです。
オークションは、ことし8月、歴代の名車を集めるイベントが開かれるアメリカ・カリフォルニア州のモントレーで行われます。
落札額は、オークションにかけられる車としては過去最高の4500万ドル(およそ50億円)と予想されていて、世界の自動車ファンを魅了してきた名車の行方に関心が集まっています。
-- NHK NEWS WEB