携帯電話番号などを識別するSIMカードおよそ40枚を他人に譲り渡したとして、携帯電話レンタル会社の社長ら2人が警視庁に逮捕されました。販売されたカードは転売されて振り込め詐欺グループに渡り、およそ17億円の被害が出たと見られ、警視庁が詳しい経緯を調べています。
逮捕されたのは、東京・新宿区にある携帯電話レンタル会社の社長、金沢瞬容疑者(35)ら2人です。
警視庁の調べによりますと、2人は、おととし、携帯電話のSIMカードおよそ40枚を他人に譲り渡したとして、携帯電話不正利用防止法違反の疑いが持たれています。
これまでの調べで、金沢容疑者が販売したSIMカードは、その後転売されて振り込め詐欺グループに渡り、この5年でおよそ17億円の被害が出たと見られています。
警視庁は、捜査に支障があるなどとして2人が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
-- NHK NEWS WEB