21日夜、札幌市の食品加工会社の工場で従業員5人が体調の不良を訴えて病院に搬送されました。いずれも命に別状はないということですが、警察は何らかの原因で工場内にガスが充満した可能性があるとみて詳しく調べています。
21日夜8時半ごろ、札幌市厚別区東5条1丁目の食品加工会社、「弁釜」の3階建ての工場で「体調不良の従業員がいる」と工場長から消防に通報がありました。
警察によりますと、工場では当時、従業員およそ50人がいて、このうち1階にいた20代から60代の5人が体調不良を訴えて病院に運ばれましたが、いずれも命に別状はないということです。
また、残りの従業員も一時、屋外に避難し、念のため病院で検査を受けているということです。
この工場はコンビニ向けの弁当や総菜などを作っていて、消防によりますと、建物内から一酸化炭素が検知されたということです。
警察は何らかの原因で工場内にガスが充満した可能性があるとみて、詳しい原因を調べています。
-- NHK NEWS WEB