大阪・堺市で、会社社長の弟を練炭自殺を装って殺害したとして逮捕された44歳の姉が、事件の前、スマートフォンで「練炭自殺」などの言葉を検索していたことが、捜査関係者への取材でわかりました。姉は容疑を否認しているということです。
ことし３月、大阪・堺市の建設会社社長足立聖光さん（40）が、市内の実家のトイレで死亡しているのが見つかりました。
警察は、練炭が燃やされていたことから当初、自殺と判断しましたが、遺体から睡眠薬の成分が検出され、捜査を進めた結果、姉の足立朱美容疑者（44）を殺人の疑いで逮捕し、21日、検察庁に送りました。
捜査関係者によりますと、朱美容疑者のスマートフォンを解析したところ、事件の前、「練炭自殺」など事件との関連をうかがわせる言葉を検索していたことがわかったということです。
警察は殺害や偽装の方法を検討していたとみて調べています。
警察によりますと、調べに対し「やっていません」と供述し、容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB
