地震の影響でガスの供給が止まった家庭を狙って、実際には修理をしていないのに高額な代金を請求する悪質商法の被害が大阪市で確認されました。警察は、勝手に工事を始める業者などには絶対にだまされないよう注意を呼びかけています。
警察によりますと、地震が起きた今月18日、大阪市内でガスの供給が止まった60代の男性の住宅に修理業者を装った複数の男たちが訪れたということです。
男らは、ガスメーターに付いている復帰ボタンを押しただけなのに「部品を交換した」などとうそを言って、十数万円の高額な修理代金を請求し、男性は支払ってしまったということです。
警察は、地震の被害に便乗した悪質なグループがいるとみて、業者には見積書などの書類をきちんと作らせて工事の内容や費用を確認し、家を訪れて勝手に工事を始めようとする業者には絶対にだまされないよう注意を呼びかけています。
不審な点があれば、すぐに最寄りの警察署などに相談してほしいとしています。
大阪ガスも、ガス会社と偽って点検や工事の代金を請求したり、金融機関の口座番号などを確認しようとしたりする悪質な事件が起きているとして、不審なことがあれば問い合わせてほしいと呼びかけています。
問い合わせ先はフリーダイヤルの0120−0−94817です。
-- NHK NEWS WEB